とてもうれしいニュース。
この度、私の作品達が渡米することになりました。
なんでも日本陶芸作品コレクターの方のお眼鏡にかなったという一報。
今までも何度か作品は、お使い物や引き出物などで海を渡ったことはあったのですが、
今回のように海外の個人の方に気に入っていただけたのは、初めてのこと・・・。
その海を渡る作品達は、
『鉄絵掛分釉彩秋桜紋大皿』と
『鉄絵掛分釉彩葛紋花器』。
その方曰く、「琳波のようだ・・・。」・・・・えっ・・・・??
琳波のどの辺りを指されていらっしゃるかは定かではありませんが、
そのように評価いただけるのは幸福の極みです。
あの世界観に少しでも近づければ・・・と憧れてやまない光琳・乾山・・・。
恐れ多いのですが、なんともありがたいうれしいお言葉!
異国の方に日本の伝統工芸を通して理解していただけることは本当にうれしいことです。
日本には、美しい季節ごとの自然とともに発展してきた本当にすばらしい
文化が多くあり、そこから生まれてきた独自の工芸は世界中に
自慢出来ることだと思います。
・・・っと、そんなことを語りながら、自国の文化に対してきちんと胸を張れるように
もっともっと勉強しなければ、と背筋を正すのでありました・・・。
それにしても陶器を航空便で送るというのは、とても心配なこと・・・。
せっかくのうれしい出来事に、あちらで梱包を解いたときに
万が一何かあっては洒落になりません。
あとは厳重の上に厳重に梱包をして無事に到着することをただ祈るばかりです。