studio muddy blog 窯辺雑記



下準備

ブログをはじめて、陶芸家だというのにまだ陶芸について何も語っていないので、今回は少し陶芸のことを・・・。
このところ、とりあえず急ぎの仕事も無いので、こういうときにこそ制作の下準備をと木灰の水ヒをしています。
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この作業、じつに地味〜な作業なのですが、灰を主成分にしている釉薬にとっては、色や質感や雰囲気を決める手の抜けないとても大切な作業なのです。
水に浸して灰汁を抜きながら篩を何度も何度も通して細かくしていき不純物を取り除いてやるのですが、最初は目の大きなものから始めて、少しづつ目の細かいものにしていきます。篩の目が細かくなるほど、どんどん目が詰まりやすくなってしまいます。でもあんまり刺激を与えて早く通そうとすると繊細な篩の目が広がってしまったり痛んでしまったりするので、少しだけ振動を与えてゆ〜っくりそれやるしかないのです。
おまけに灰汁もこのとき抜かなくてはいけません。この灰汁がまたなかなか抜けきらない。何度も、何度も上水を交換しては撹拌して篩を通してというとても時間の掛かる地味〜な作業なのです。
私が主に使っている灰は、備長炭を使っているうなぎ屋さんからいただいて来たものをつかっています。
なので灰汁だけでなく、染込んだうなぎの油やタレも抜きいらないといけないのです。水の温み出した春から始めて、そうだなぁ使えるように出来るのは半年後ぐらいでしょうか・・・。
でも、そんな作業にも副産物が・・・。
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備長炭の燃え残りです。最初に不純物を取り除くときにたくさん出てきます。
燃え残りと言えども備長炭!さて、この炭を使ってどんなうまいものを食ってやろうか・・・。

そして次の下準備として昨日の筋肉痛の身体に鞭打って、土練りもしました。
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貧乏陶芸家としては土練機などという贅沢品はなかなか手にいれられません。
それにまだそれほど必要にかられてもいないので手と足を使って練り上げています。
既製の土でよければ楽で良いのですが、やはり良いものを作ろうとすると自分好みにブレンドしなければいけません。
なかなかの力作業での苦労、思わぬ効能もあり、独立してこの作業をするようになってから、なるべく無駄な厚みを残さないように、削りをなるべく少なくするようにとやっているうちにロクロの技術が随分上達したような気がします。不便なこともいいことありますね。
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by studio-muddy | 2009-05-03 00:30 | 陶 芸
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