studio muddy blog 窯辺雑記



タグ:陶芸 ( 27 ) タグの人気記事


桃の切り株とデモンストレーション

今日は、年に一度の我母校愛知県立芸術大学へロクロの講義と実演をしに
いってまいりました。
b0176111_23422072.jpg

実演するのは、大皿、大鉢、丸壷。
ここ毎年伺うのですが、やはり使い慣れない土での後輩達を目の前にしての
デモンストレーションは、失敗して恥ずかしい思いもしたくないので
何度やっても緊張します。
b0176111_23435998.jpg

ちょっとしたコツをなるべくわかりやすく理由をもとに教えたつもりですが、
どれほど伝えることができたのか・・・。

少しでも後輩達の役にたってくれるのを祈るばかりです。


さて、先日の話になりますが、所用を済ませて工房に行ってみると
なんだかいつもと景色が違う・・・。

ハタと気付くとそこにあったはずのモノが無い。
b0176111_23543382.jpg

毎年春にきれいに見事に紅白の花を芳香とともに咲かせてくれていた
桃の木が切られていたのでした。
b0176111_23565321.jpg

あまり八重の花は好きではありませんが、その見事な咲きっぷりに
毎年心和ませてもらっていました。
b0176111_23574825.jpg


この場所に下水道を通す工事をするということで、数年前から決まっていたこと
なのですが、なんとか移植出来ないものかとこの木に愛着を持つ方々と相談しましたが、
それには大きくなりすぎてしまっていて無理ということでした。
もう決まっていたこととは言え、寂しく感じてしまいます。

でも、その切り株の脇を覗き見ると、
b0176111_015049.jpg

新しい芽が出ていました。

なんとか残せないものか思案中です。
[PR]
by studio-muddy | 2011-06-21 00:15

たわわに実った茱萸(グミ)の木とゼーゲルコーン

あまり見掛けなくなった茱萸(グミ)の木。
b0176111_22523310.jpg

ご近所に立派な木があるのですが、大抵毎年実が熟すころには渡り鳥達の
貴重な栄養源になっていて、赤く熟した良い時期を観賞できることがあまり
ありませんでしたが、今年は、昨年の猛暑の恩恵なのか鳥達の襲撃にも
ビクともしないくらいたわわに実っております。
b0176111_22523961.jpg


さて、大人買いしてしまいました。
b0176111_22575441.jpg

このゼーゲルコーンなるもの、窯を焚くときに無くてはならない重要なもの。

もうすぐ値上げをして小売り価格が今までの3倍近くなるというウワサを
聞きつけたので、こりゃいかんとまとめ買いを決意し、いろいろ調べてみると、
東京に本社がある社団法人 日本ゼーゲルコーン協会なんですが、製造工場は
福島にあり、今回の大震災で被災してしまい、その上原発からの避難区域に
入っていて製造どころではないというただ事ではない状況とのウワサが入って
まいりました。

そこで直接日本ゼーゲルコーン協会に電話をしてみましたが繋がらず、メールにて
状況の確認と注文方法を問い合わせてみましたが、2週間ほどなんの音沙汰もなく
ウワサはほんとだったのかとあきらめかけていたころ、先日返信のお電話をいただき
ました。
そこで被害状況と製造元の皆さんの安否をお聞きし、注文をさせていただきました。

福島の工場は、もともと予定のあった別の場所に移転し、製造も無事始まっている
とのことでした。
b0176111_23253945.jpg

思わぬところでの震災の影響に改めてことの大きさを思うのでした。
[PR]
by studio-muddy | 2011-06-16 23:40

ささやかな息抜きと次なる手段

昨日は、昼過ぎに仕事を切り上げて、夕方からひさしぶりに山を降りて
名古屋へ。
我、愛知芸大「柏」の選抜女子のグループ展、柏珠会展へ。
女子らしい「普段着のうつわ」の数々。男性の目線とは異なる視点に
思わずうなってしまいました。

そしてその後、大阪から帰省中の呑み友とひさしぶりに一献。
ささやかな息抜きを堪能しました。
b0176111_094620.jpg

さて、そして今日。
DM用の作品のひと窯目を炊きながら、先日のマスキングテープの問題の
次なる手段。
とりあえず、テープを冷蔵庫で冷やすことに。
そして前回は、すべての工程分を先に貼付けていたので、長い時間接着
させるのをやめて、一工程ごと剥がして貼付けている時間を短くすることに。
b0176111_010110.jpg

うん。なんとかいけそうだ。
その後の施釉も問題なさそう。ふ〜、とりあえずなんとかなりそうです。
次の窯に間に合いそうだ。
[PR]
by studio-muddy | 2010-08-25 00:14 | 制 作

まとまりすぎの雨と終った窯とFeels Like Home

久しぶりの連日の更新です。
今日は、朝から久しぶりのまとまった雨。
b0176111_19404244.jpg

・・・っていうか、まとまりすぎ・・・。

でも、先日までの猛暑がウソのような涼しさ。
お陰さんで昨日からの窯の間、汗にまみれることもなく、茹だることもなく
快適に26時間無事にのりきりました。
15時あたりに火をおとし、一っ風呂浴びたのち、さっぱりしてから、
昨日引いた汲み出しを削りました。
b0176111_19401528.jpg

仮眠をとりつつの焼成とはいえ、少しボ〜ッとしながらの作業。
聴いていたのは、
b0176111_19563216.gif

Norah Jonesのセカンドアルバム「Feels Like Home」。
窯の終った充実感と眠いような眠くないようなボ〜ッとした心持ち、
そして2週間ぶりの涼やかなしっとりした気持ち良い風にぴったりの
のんびり感です。
[PR]
by studio-muddy | 2010-07-29 20:06 | 制 作

窯焚きと夕立とStripped

今、窯を焚いております。
中身は、先日記事にもしました今秋の個展に間に合わせたい企画モノの試作と
その他もろもろ。
このところ続いている猛暑、昨夜から「ハァ〜・・・。」とため息まじりに
至った今朝からの窯でしたが、昼過ぎから雲行きが、
b0176111_3103774.jpg

だんだん怪しくなってきました。
夕立でも降ってくんないかなぁ・・・、なんて思っていたら、
b0176111_3102528.jpg

来ました夕立、30分くらいドッと降ってくれました。
お陰でグッと涼しくなってくれました。
今月頭まであんなにうっとおしかった雨ですが、今は天の恵みです。

ただいま1080℃を超えた辺り。
あと残り10時間ほどです。
明日も降りそうな感じ・・・。涼しくなってくれるといいなぁ・・・。

そんなこといってる間に、何やら外から雨音が。
こんなときこそ、
b0176111_3101091.jpg

やっとこ、仕事。そしてこんな夜中、窯を気にしながら聴いているのは、
b0176111_3332928.gif

The Rolling Stones「Stripped」。
ストーンズの60年代から90年代の曲までを網羅したアンプラグド的ライブアルバム。
PCもバグってしまうこのところの暑さ、3度目の投稿を終えて(苦笑)
眠気を吹き飛ばしてもう一踏ん張り。
[PR]
by studio-muddy | 2010-07-29 03:23 | 制 作

進まぬ制作と咲いた蓮と48時間

先日、W杯で日本が残念ながら負けてしまったと思っていたら、もう残すところ
決勝のみ。スペイン、オランダどちらが勝っても初優勝とのこと。
日本では、参院選が行われ、そしてテレビ中継のないまま名古屋場所が開催された
本日ですが、小生は相変わらず工房に籠りきりの毎日・・・。
b0176111_23484286.jpg

今月中に試作を作り上げておきたい先日の水差しが素焼き後、水の出が悪いことが
判明して急遽造り直したり、原土屋さんの廃業で、新しい土の配合のテストなどなど、
なんとも慌ただしく過ごしております。
すっかり滞り気味の当ブログが気に掛かり、とくにネタがあるわけでもないのですが
とりあえず更新です。

このところ、気分転換に出掛ける蓮池の花がいよいよ咲き始めました。
b0176111_2349113.jpg

今回は、この自然からのお裾分けで更新を凌ぎます。
b0176111_23493658.jpg

見れば見るほどなんとも不思議で魅力的な植物です。
b0176111_2350360.jpg

晴れた日には、シオカラトンボとの競演。
b0176111_23505721.jpg

よくもまぁ、こんなに長く伸びた茎にこんな大きな花が付いて折れないものです。
b0176111_23511843.jpg

b0176111_23513613.jpg

ikkannさんの作品を彷佛とさせるような構図。
b0176111_2352197.jpg

b0176111_23525515.jpg

雨上がりの葉っぱに乗る露もきれいです。
b0176111_23531534.jpg

そして、蓮ほど派手ではありませんが、
b0176111_23533113.jpg

擬宝珠(ギボウシ)も咲き出しました。

季節の移ろいは早いなと・・・、とくにこんな今年は思う訳でして・・・。
う〜〜〜、1日48時間くらいほしい・・・。
[PR]
by studio-muddy | 2010-07-12 00:30 | 自 然

イメチェン・・・?とR&B

制作以外のドタバタからしばし解放されて、ただいま絵付けの真最中。
たまには、こんな幾何紋様も・・・、
b0176111_0153069.gif

古代壁画の象形文字を感じさせる紋様、
b0176111_0154956.gif

う〜ん、なんだか気持ちの良い線・・・、
b0176111_016637.gif

悠久のロマンを感じませんか?
b0176111_016228.gif

おぉ・・・なんともいい感じ・・・。
b0176111_0165835.gif

なぁ〜んて。ほんとうは・・・、
b0176111_0171339.gif

作った釉薬を早く乾燥させるために、石膏板の上にタラ〜ッと
掛けただけなのですが、乾いた跡が思いのほかおもしろい模様に。

実際絵付け真最中ですが、相変わらず具象物をしっかり描き中です。
でも、これ使えるかも・・・。
実現化を考えてみようかな・・・。

そんなことをワクワク考えながらの作業中聴いていたのは、
b0176111_0373193.gif

ソウルシンガーJoss Stone「The Soul Sessions」。
イギリス人にしてR&B部門でグラミーをとったJoss Stoneが
16歳のころに出したデビューアルバム。
16歳なのに色気ありまくりです。
[PR]
by studio-muddy | 2010-02-24 00:44

私的トンチ技法(ロクロを用いた陶板)とThe Planets

さてさて、今は絵付け真最中なのですが、
今回は私的トンチ技法、「ロクロを用いた陶板」です。

毎度のことで恐縮ですが、あくまで「私的」なので、これが正解ではありません。
うまくいかないなぁ・・・とか、もっと要領よくできる手段はないか・・・など
切羽詰まって、お困りで、興味をお持ちになりましたらお試しください。

陶磁器で平らなものを造ろうとすると普通にタタラで作ったんでは
乾燥のときや焼成のときに歪んでしまう・・・。
このようなときには、世にはセラ・ローラーなる機械がありますが、
安いものでもありませんし、けっこうな場所もとってしまいます。
また、紐造りなんていう手段もありますが、たくさん作りたいときには
けっこう時間がかかってしまいます。
そこでロクロを利用します。

今回は、45cm×25cmで厚みが1cmぐらいのものを作ります。


b0176111_0143268.gif工程1
まずは、板の上にで筒を引きます。
今回は、45cm×25cmで厚みが1cmが目標なので
余裕をもってθ20cm×h27くらいで約2cmの厚みで
引きます。


b0176111_0144938.gif工程2
底まで穴を開けちゃいます。
覗き込むと板が見えます。
なるべく同じ厚みが理想ですが、
後でタタラで厚みを揃えますので
あまり神経質にならなくても大丈夫です。


b0176111_015667.gif工程3
ロクロからはずして次の工程へ。
底を切り離して、胴にも縦に
切り込みを入れます。


b0176111_0152268.gif工程4
切り込みをいれた反対側に出来上がりより
大きい板をあてがいます。
そして・・・、


b0176111_0153529.gif工程5
丸板の下をもってそのままゆっくり長板と
ともに傾けると長板の上に、ダラ〜っと
広がります。
今、上を向いているのが内側だったことに
なります。
最小的には、外側を表にしたいので
忘れないようにしてください。


b0176111_0154990.gif工程6
タタラ板を使って厚みを揃えます。
最初は2cmの厚みでしたので
内側が上になっているときに1.5cmに
次に裏返して1cmにします。


b0176111_01649.gif工程7
このとき、外側だった方が上に
なっています。
さて、ポイントです!
この状態の段階でロクロ成型なので
横方向(長辺を横として)には、均一に
素地はしまっているのですが、縦方向の
締めが甘いので、ここで一度固めの
プラスチック板などを使って縦方向にも
しっかり土を締めます。



b0176111_0161861.gif工程8
裏返して内側だった方も同じように
締めます。
これの工程は、乾燥時や素焼き時に
最初の筒の形の状態に巻き戻ろうと
するのを抑えるためですのでしっかり
やりましょう。


b0176111_0163162.gif工程9
ここまで出来ましたら、一日寝かせます。
下に新聞紙を敷いてムロなどで(ムロが
無ければビニールなどを掛けて)ゆっくり
乾かします。


b0176111_0164544.gif工程10
適度(軽く指で押しても変形しない程度)
に水分が抜けたらもう一度、プラスチック
板を使って今度は全体を締めます。
それとともに表面をきれいに慣らします。


b0176111_017158.gif工程11
裏面も同じように締めます。
ちなみに今は、裏にしたい内側が
上面にきています。


b0176111_0171923.gif工程12
さて、ここで余分なところをとって
好みの形に切りとります。
今回は、45cm×25cmにします。


b0176111_0173899.gif工程13
焼き上がりの強度のために角を
落とすのも忘れずに・・・。


b0176111_0175513.gif工程14
全部の角を落としたら裏返して
外側だった方を上面にしてすべての
角の面取りをしてやります。


b0176111_018983.gif工程15
これで出来上がりです。
なぜロクロ成型時の外側を
上面にすることにこだわるのかと
いいますと、途中工程8にも記述
しましたが、筒の形に巻き戻ろうと
するのを抑えるためでした。
これを応用して長皿などを作る時は
内側を上面にくるようにしてやれば
よいのです!


b0176111_0182376.gif工程16
後は、以前アップしました「私的トンチ技法(陶板
紐通し穴)」編を参考にしていただいて、紐通しを
作ってゆっくり乾かせば完成!!


一度にたくさん作りたいようなときは、3枚〜5枚分ほどの厚みぐらいなら
ロクロ成型でしっかり締まるようです。
また、短いものを作りたいときに最初の筒をこさえるときに、あまり直径の小さい
ものを引いてしまうと、巻き戻る力が強くなってしまいますので、
大きめのものを作って切るといいようです。
例えば縦30cm、横8cm、厚み0.7cmの短冊型なら
直径25cm高さ18cm厚み1.5cmぐらいの筒をロクロで引いて
8枚とるみたいな・・・。

さてこの陶板、実はもう素焼きが上がって下絵付けをしております。
さてさて、どんなふうに焼き上がるのでしょう。

そんな絵付けをしながら聴いていたのは・・・、
b0176111_0542073.gif

David Lloyd-Jones 「ホルスト:組曲「惑星」」
[PR]
by studio-muddy | 2010-02-11 01:04 | 私的トンチ技法

私的トンチ技法(ロクロを用いた多面陶匣後編)とマダムQ

今日も快晴です。
b0176111_1729242.gif

日中は過ごしやすい一日となりました。
明日は、少しくずれるようですが・・・。

さて、前回の続き、『私的トンチ技法/ロクロをを用いた多面陶匣』の仕上げ編です。


b0176111_23404478.gif前回は、この状態で削れる頃合いに
なるまで感想させてありました。
ここからまずは形の仕上げを
していきます。

b0176111_1351264.gif工程13
この状態は密閉されています。
これから外側から叩いたり撫で
付けたりするので、中の空気を
逃がすために小さな穴を開けます。
けっこうポイントです!


b0176111_2341528.gif工程14
道具はやりやすいものでかまいません
が、密度の濃い金属などのほうが、
良いように想います。
小生はこのようなものを使っています。


b0176111_23412234.gif工程15
これらの道具を駆使して、角を
しっかりたてて、面もだします。
このとき面にとらわれるより、
角さえしっかりまっすぐたてれば
形はきちんと見えてくるように
思われます。


b0176111_23415466.gif工程16
まぁ、だいたいこんなぐあい・・・。
そしてこのとき出してやった面に
墨汁か赤インクで縦線を1面とばしに
1本、2本、3本、4本と書いておきます。


b0176111_23431271.gif工程17
次に胴の真ん中辺りより少し下の
ところで切り離します。
なぜ真ん中より下か?
それは上部には外から見るよりも
けっこうな厚みがあるからなのです。
切るときは、タタラ板などをガイドに
すると水平に切ることができます。


b0176111_23433160.gif工程18
こんな具合・・・。
先ほど書いた縦線、こうして切り離した
後で、どこがどの面だったかわかる
ための印だったのです。
このとき工程13で開けた穴をふさいで
おきます。


b0176111_222467.gif工程19
そして底面も内側の接地面も
木ベラなどをつかって継ぎ目を
しっかりつぶします。


b0176111_23435731.gif工程20
次に「オトシ」の部分に取りかかります。
上下どちらにやっても特別な決まりは
無いようですが、小生は乾燥の方法の
理由などで下の方が縮みやすいよう
なので下側を切り込みます。
切るときは、口の厚みの真ん中を、
進んでいく1cm先を見ながら形に
そってフリーハンドでやります。
だいたい深さは5mm程度。


b0176111_23442092.gif工程21
縦の切れ込みが出来たら内側の上面に
先にキズをつけてから横の切れ込みを
いれます。
このときもフリーハンドです。
あまり深いとあまりかっこよくないので
より集中力と注意が必要です。

b0176111_23444261.gif工程22
ちゃんと切り離せたことが確認できたら
そのまま切り離さずに、先ほどキズを
付けた部分にドベ(泥)をはみ出さない
ように塗ります。


b0176111_2345473.gif工程23
そうしたら上部分を下部分とずれない
ようにのっけて、少し上からおさえてから
もう一度はなすと・・・。
なんと上部にくっついてきます。
しかも合わせ目に置いたままくっつけた
ので、合わせ目はばっちりです。


b0176111_2345201.gif工程24
継ぎ目をしっかりおさえて面取り
などをほどこして「オトシ」ぶぶんを
仕上げます。


b0176111_23461159.gif工程25
合わせてもこのとおりです。


b0176111_23462890.gif工程26
削りの工程までしばし乾燥です。


b0176111_23464733.gif工程27
さあ、削りです。
肩のところから上面までつながる形に
するようけずります。


b0176111_2347587.gif工程28
削り上がりはこんなぐあい・・・。


b0176111_23472125.gif工程29
そして最後にロクロで回しながら
削り目にスポンジなどで水を含ませて
からプラスチック板やゴムベラなどで
なでて表面を仕上げます。
・・・というわけで完成。



ロクロ成型なので胴部分全体が均一に締められてることや、
上部と下部のつなぎ目の部分の土のしまり具合が同じなので
よほどのことがないかぎり歪むことはないと思われます。

興味のございます方は、是非おためしあれ!

天気も良く暖かかった、そんな本日。
作業中聴いていたのは・・・、
b0176111_2238258.gif

ゴンチチの「Legacy Of Madam Q(マダムQの遺産)」。
小春日和に心地好いゴンチチ・サウンド。
竹中直人の初監督映画「無能の人」にも使われていたようです。
[PR]
by studio-muddy | 2010-01-27 22:46 | 私的トンチ技法

私的トンチ技法(ロクロを用いた多面陶匣)とAnn Sally

さてさて、私的トンチ技法第2回、「ロクロを用いた多面陶匣」の前半。
これは、あくまで「私的」でありましてこれが正解ということでは
ありませんのでご了承いただいてご講読くださいませ。

さて、今回の「多面の陶匣」。タタラの張り合わせであったり、手捻りであったり
分厚くロクロ成型して削り倒したり、塊から削り出したりと方法は
いろいろあるとはおもうのですが、歪みやすかったり、削り目が嫌だったり
するので、小生は今回ご紹介する方法で作っています。


b0176111_22152676.gif工程1
ロクロで少し厚めの垂直に立ち上がった
低めの鉢らしきものを引いて均等に
8カ所しるしを付けます。


b0176111_22154361.gif工程2
その8箇所を角にして八角形に変形します。
このときあまり角を押し出してそまうと
あとで合わせの部分で「切れ」が発生して
しまうことがあるので、角を押し出す
というより角を固定して面をつくる感覚の
方が良いと思われます。


b0176111_22164648.gif工程3
この状態で、水気が引くまで置いておきます。
(触ってもべとつかない程度)

b0176111_22174718.gif工程4
さて、次に底の部分にあたるものを
造ります。
今回は小さいものなので手回しロクロを
使います。大きなものを造るときは、
電動ロクロを使っています。


b0176111_22181676.gif工程5
まず手の平で叩いて平らにしてやります。
そしてコテやヘラなどを使って表面を
しっかりならしてやります。


b0176111_2219155.gif工程6
さて、次に最初にロクロ成型したものの
口に櫛目を入れてやります。


b0176111_22201616.gif工程7
その部分にドベ(泥)をしっかり塗ります。


b0176111_22193248.gif工程8
さきほど作った底の部分に大体真ん中に
くるようにふせて乗っけて、潰れない程度
にしっかり抑えてくっつけます。


b0176111_22212576.gif工程9
余分なはみ出た部分はいらないので
剣先などを使って切り込みをいれて・・・。


b0176111_2222055.gif工程10
とりのぞきます。
余分な部分の下に刃物を少し
いれれば簡単に取り除けると
思います。


b0176111_22223045.gif工程11
ロクロから切り離し、継ぎ目が見えなく
なるようにしっかりくっつけてやります。


b0176111_2223483.gif工程12
この状態で削れる固さになるまで置いて
おきます。

今回はここまで。次回の仕上げに続きます。

そしてこの作業中聴いていたのは・・・、
b0176111_23244047.gif

Ann Sally「Moon Dance」。
ジャズやボサノバのカバーや「蘇州夜曲」、「星影の小径」などの馴染み深い唱歌
などが入ったアルバムです。

澄み切った歌声が心地好いこのAnn Sallyは、在日韓国人にして
現役心臓外科医という特異な経歴の持ち主。
つくづく天は二物を与えるものなのか・・・、と少々やっかみを感じてしまいます。
[PR]
by studio-muddy | 2010-01-26 23:38 | 私的トンチ技法


陶芸の話、日々の出来事やその他モロモロ・・・
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
リンク
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧