studio muddy blog 窯辺雑記



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窯を焚きながら、私的トンチ技法小ネタ集「削り土の再生」そして再び「Fried Pride」

工房裏では、先日今年の十薬(ドクダミ)第1号が咲いていました。
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本日は、窯を焚いております。
ただいまAM4:05。さきほど温度のチェックして1095℃、
残すところあと10時間ほど。
制作作業の手を休めて、休憩がてらPCに向かっております。・・・うぅ〜ネムッ・・・。

さてさて、私的トンチ技法小ネタ集。
今回は、ロクロなどにおける「削り土の再生」です。
このやり方、てっきり皆さんやっていらっしゃるかと思いきや、聞いてみると意外と
そうでもないようなのでご紹介いたします。

このやり方、土もので、趣味としてご自宅で陶芸をされている方、土練機を
お持ちでない方、何種類も土を使ってらっしゃる方にオススメです。

そして、毎度くどいようですが、あくまでも「私的」でありますのでこれが正解という
訳ではありません。ご了承いただいてご購読いただければさいわいに存じます。


b0176111_2330335.gif工程1
削った土をバケツなどの容器で
ビニールを掛けて乾かないようにして
溜めておいてやります。

b0176111_23302834.gif工程2
ある程度削り土が溜まったら、練り台
に開けて、そこにロクロをひいたとき
に手桶に溜めておいたドベ(泥)を
掛けます。
ドベは、粘土のきめの細かい成分
なので、水で戻すよりもこうした方が
元の感じに近く再生できます。

b0176111_23304629.gif工程3
あとは様子を見ながら適当に水分を
回してやって、ひたすら練ります。

b0176111_23305943.gif工程4
ひたすら練ります。
水分がしっかり回ってくると
ちゃんとまとまってきます。

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そして練り上がり。
ちゃんとまとまります。

b0176111_23312756.gif工程6
さすがにすぐには扱いにくいので、
しばらくビニール袋に入れて寝かして
おきます。
暖かい時期なら1週間くらい、寒い
時期なら2週間くらいで使えるように
なります。
このやり方なら、くず土もそれほど
溜めてしまうこともなく、再生も
楽ちんです。



そして眠い目を擦りながらPCに向かい聴いているのは、
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最近お気に入りのFried Prideのファーストアルバム「Fried Pride」。

決して、メジャーとは言い切れない「Fried Pride」。
この10年前にリリースされたアルバムをいくら探しても見つけられない
小生の代わりに、音楽仲間の友人が、機転を利かせたルートで捜索し、
しかもプレゼントしてくれました。感謝。感謝です。

このジャケットからは想像出来ないパワーとテクニックとパフォーマンス。
知らなかったらぜったいジャケ買いしていなかったと思う・・・。
これに入っている「Jampin' Jack Flash」のカバーに惚れ込んで
このところよく聴いております。
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by studio-muddy | 2010-05-25 04:24 | 私的トンチ技法

展覧会のご案内と残念なこと

今日、伝統工芸 陶芸部会展の図録が届きました。
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この展覧会は、全国の日本工芸会の陶芸部会の正会員が
出品できる資格があるという格式ある展覧会。

今年は、「朝鮮朝顔」を描いた陶匣を出品させていただきまして、
この図録にも作品の写真を登載していただきました。

ところがちょっと残念なことが・・・。

実は作品の向きが逆に写ってしまっていたのです。
当然、正面を指示しなかった、こちらの落ち度なのですが、
朝鮮朝顔といえば、上から釣り下がった花が魅力の木。
誰もがわかるという慢心から油断していました。

小生も東海支部で図録校正を手伝わせていただいている立場と
しては、その大変さはわかっております。
刷り上がってしまった以上、今さらどうにもなりませんが、
ちょっと残念でした。

ともあれ会期は、5/26(水)〜31(月)
会場は日本橋三越本店新館7階ギャラリーです。

あれ?図録の写真が逆ということは、展示も逆にされちゃうのかな?
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by studio-muddy | 2010-05-23 00:15 | 展覧会

学年対抗ソフトボールと震える絵筆とFrom The Cradle

今日は、初夏のような陽気。
そしてそんな恵まれた天候の中、毎週講師として通っている
某窯業高校専攻科で午後から毎年恒例となっている、1・2年対抗
ソフトボール大会が開かれました。
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勝敗にこだわらないなんとものんびりしたレクレーション。
老若男女、皆楽しみながら好珍プレー続出です。

もともと野球小僧だったので、ここぞとばかり参加させていただいたのですが、
年々身体が動かなくなってきている事実に気付かされます。

一昨年は、ぎりぎりながらも速い打球にも対応してバックハンドキャッチで
抑えられてたのですが、昨年は、ドタバタして左右の打球に追いつけなくなり、
今年は、正面のゴロさえ取れない始末・・・。
毎年、これを機に運動不足の解消を心に誓うのですが、ついつい忙しさにかまけて
忘れてしまうのでありました・・・。う〜ん、今年こそは・・・!

ともあれ、このところの工房に籠りきりの生活の良い気分転換になりました。
しかし、額に巻いていたタオルの日焼けの痕・・・、どうしたものか・・・。

そして工房に戻ってきてから身体の節々が・・・。
下絵作業で少し震える絵筆を握る手をだましだまし動かしながら
聴いていたのは・・・、
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Eric Clapton「From The Cradle」。
ぶっといブルースで、クールダウン。

しかし、明日はもっと足腰や肩にくるんだろうなぁ・・・。
明後日か??
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by studio-muddy | 2010-05-21 23:40

搬出作業が終ってBluesがやってきたからThat's My Way

昨日をもって、東海伝統工芸展が無事終了しました。
なので、昨日は搬出作業。
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これでとりあえずは、実行委員としてのお手伝いは一段落。

あとは、秋のための制作に一直線・・・っと思っていたら、
それと入れ替わるようにして、フと気が付くと、
あれ!?もしかしてBluesのヤツがやってきた?

Bluesのヤツがやってくると、ルーズに制作やら私生活やらいろんなこと
の邪魔をする。

なんだか、昨日帰って来てからヤツの影に翻弄されそうだ。
う〜ん、いかん。制作に身が入らん。
やばいやばい、そんなときこそセルフコントロールが大事だ。
なので・・・、
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昨日購入したFried Pride「That's My Way」。
気持ちの良い音楽を聴いてヤツの嫌がらせをやり過ごさなければ!

ヤツは、毎年この時期に気を抜くと突然予告も無く姿を現す。
Blues、ヤツの名は「五月病」。
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by studio-muddy | 2010-05-19 23:30

OB会と逃した最終とAvishai Cohen

暖かな日曜日。
近所の田んぼもすっかり田植えされました。
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工房の壁を這う蔦も青々としています。
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さて、昨夜は母校の研究室のOB(女性の方が圧倒的に多いので実際はOG)会が
ありました。
新入会員の歓迎会という名目でしたが、遠いところでははるばる千葉からA石(兄)くん、
徳島からU田アッちゃんが駆けつけてくれていました。

久しぶりに集まる面々。募る話に花が咲き、盛り上がりにかまけて、ついつい写真を撮る
ことを忘れてしまいました。

今月は、何かと多い宴会の席。今のところ約半分の確率で何かと痛い目にあって
おりますが、昨日も例にもれず、最終を逃してしまい不景気なタクシー業界に
貢献してしまいました(涙)。

そんな後悔の今日、昨日冷ましていた素焼きの窯出しをして、絵付けの下絵を
描きながら、ため息まじりになんとか気持ちを盛り上げようと聴いていたのは、
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フランスのジャズ・ベーシスト Avishai Cohen 「Continuo」。

シタールらしき楽器を使って、異国情緒あふれる雰囲気が心地いい。
ベースが迫力満点で否応無く盛り上がります。
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by studio-muddy | 2010-05-17 00:19

私的トンチ技法小ネタ集(水滴などの口)

近所の里山に自生している「風車」。
最近では珍しいようです。
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それにしても、今年の気候はどうも過ごしにくい。
朝晩の寒暖の差は激しく、雨が降ったと思えば強風のおまけつき。
暑い日がきたと思えば、今日のように寒くなる。
うぅ・・・、身体がついていかん・・・。

さて、何はともあれ久々の私的トンチ技法。
今回は、小ネタで「水滴などの口」をお贈りいたします。
毎度のことで恐縮ですが、これは、あくまで「私的」でありまして、これが
正解ということではありませんのでご了承いただいてご講読くださいませ。


b0176111_0245697.gif工程1
さて、今回は、いわゆる小さい
注ぎ口造りですが、小生は
竹串を使用します。
このやり方は、けっこうやって
いらっしゃる方も多いのではと
思いますが・・・。

b0176111_0252051.gif工程2
粘土で小さい玉を作って・・・。

b0176111_0254386.gif工程3
竹串にブスッと刺してやります。

b0176111_026859.gif工程4
そして指先や机を利用して薄く
伸ばしてやります。
このとき竹串の尖った方を気持ち
厚めにします。

b0176111_0262765.gif工程5
伸ばしてやったら、安全剃刀を
(鋭く切り離すのにこれが良い!)
使って前と後ろをスパッと
きれいに切ってやります。

b0176111_0264991.gif工程6
切った後はこんな感じ。

b0176111_0271533.gif工程7
竹串の尖った側の断面にドベを
塗ります。
このときなるべく竹串にドベが
着かない方が、あとあとらくちん
です。

b0176111_0274594.gif工程8
そうしたらボディにグサリと刺して
やります。
このときに竹串だと粘土の水分を
適当に吸っていてくれるので、
土離れが良くなっているはず
なので、竹串だけ余分にもう少し
押し込んでください。

b0176111_0281868.gif工程9
このまま竹串を刺したまま接着部分
を仕上げます。
口先の角度などが気に入らない
ときは、この状態でもう一度剃刀で
仕上げます。

b0176111_0283323.gif工程10
そして様子を見ながら慎重に竹串を
クルクル回しながら抜いてやれば
完成です。

b0176111_0284648.gif完成!!
竹串を抜いた後は、一応空気を
吹き込んで、ちゃんと抜けているか
確認することをおすすめいたします。
今回は、水滴でしたが、醤油さし
などにも応用出来ます。
ただし、醤油さしのときは、もう少し
太い串(箸)などでやらないと
すぐに詰まってしまいますので
ご注意を。
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by studio-muddy | 2010-05-14 00:15 | 私的トンチ技法

会場当番と次の構想とFride Pride

絶賛開催中の東海伝統工芸展、
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連日、多くの方に入場いただいているようです。
昨日は、午後から会場当番をしておりました。
そんな半日、数々の出品作品を拝見しながら次の制作の構想をしておりました。

最近始めたモノトーンの技法、今までの表現とは違う何かを出来ないもんだろうか?
このところ興味があるのが、いろんな自然の織りなす現象・・・。
例えば、水面に表情。
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逆光に浮かび上がる樹影。
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こんなものも白と黒だけで表現できたら楽しいかも・・・。

そんなことをワクワク考えているうちに終業の時間に。
その後、展覧会を観に来てくれた友人と一献交えてたのしいひととき。

そして今日、そのワクワクの冷めぬうちに、昨日購入したCDを聴きながら絵付け作業。
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Fride Pride「Heat Wave」。
基本はカバーのギターとボーカルの2人組ユニット。
ガットギターから織りなされる超絶テクで、ロックやジャズやボサノバのテイストを
スローなものからハイテンポのものまで自在に演奏し、一歩間違えばいやらしく
なってしまいそうなボーカルテクニックをギリギリのバランス感覚で、こってりなのに
シュッとスマートに歌い上げていてカッコイイ。
う〜ん、こんな大人っぽい感じにできないものかしら・・・。
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by studio-muddy | 2010-05-11 00:03 | 制 作

支部展と乗り越しと「In Between Dreams」

さて、昨日から東海伝統工芸展が始まりました。
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そして夕方から表彰式・懇親会があり、その後2次会と続き、おおいにそれぞれ
盛り上がっておりました。

その後、帰りに最終電車で終点まで乗り越し、そこからのタクシー代に思わぬ出費をし、
そして今日、少々ぐったりしながらの朝から瀬戸に出勤となりました。

午後からは工房に戻り、なんとか日常を取り戻そうと制作に没頭しながら
回るロクロの回転に荒れた胃から込み上げてくるモノと格闘しながらも
少しでもさわやかな気分にと聴いていたのは、
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Jack Johnson「In Between Dreams」。
なんとも癒される良いアルバム。
こんなときの紹介でちょっともったいないような、申し訳ないような・・・。
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by studio-muddy | 2010-05-08 00:15 | 展覧会

百花繚乱と同級会と展覧会

この連休中、毎日よい天気でした。
そろそろ水も温み、ほんとに気持ちの良い季節。
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そして百花繚乱。タンポポの黄色、
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苧環の青色、
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大手毬、
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薮手毬の白色。
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新緑の中にいよいよ色彩豊かになってきました。

そんなGWただ中の昨日、世間並みに街に出掛けました。
というのも、母校であります某県立芸大陶磁専攻の第1期生の同級会が
開かれたからでありました。
出席者は、10人中7人。
まぁ、個人個人には、たた会うことはあったりするのですが、これだけ集まるのは
ほんとに久しぶりのこと。
欠席の3人も最近会っていたり、電話で話したりしているので、
皆元気なことは承知していても、これだけの人数が集まればやっぱりあの頃の空気に
戻ってしまうので不思議なものです。
たのしいひととき。
そろそろ人生の折り返し地点。それぞれ紆余曲折がありながらも、それぞれの環境で
みんなそれぞれがんばっているようでした。

そしてGW最終日の今日は、東海伝統工芸展の搬入・会場飾り付けのために
再び街におりました。
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クロネコさんにも手伝っていただいての設営作業。
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いよいよ明日から開催します。
そして同時開催のこちらの展覧会。
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こちらも今日、搬入と飾り付けをしてまいりました。
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今年は、2週間の会期です。

東海伝統工芸展
会場:丸栄スカイル8階 催事場

日本工芸会 東海支部 正会員展
会場:丸栄スカイル8階 画廊

会期:5/6(木)〜18日(火)

お時間がございましたら、どうぞご高覧いただければ幸いに存じます。
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by studio-muddy | 2010-05-05 22:53 | 展覧会


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