studio muddy blog 窯辺雑記



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GWと1周年とMr.Slowhannd

世間は、いよいよGW突入。
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でも、ここ何年もそんな世間の慣しとは関係のない生活を送っています・・・。
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・・・あれ?以前にもこんな記事書いたことがあるぞ!?
なんてハタと気付いてみれば、今日で当ブログを開設してちょうど1周年!

えらく中途半端なときに始めたものです。
それにしてもよくも続いているモノです。我ながら関心しながら感慨深いものがあります。
何度かネタ探しに困り、挫折しそうになりました。
でも、なんとか続けてきたお陰で、いろんな方とのうれしい出会いがあり、
また、ブログを通していろんな方の考えや、生き様に刺激も受けることが
できました。
そんなたくさんの出来事に感謝です。
そして支えてくださった皆様に感謝、感謝です。

今後もパッとしない日常を、拙い記事で綴っていくことになると思いますが、
どうかよろしくお付き合いくださいませ。
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さて、そんなパッとしないしない日常。
今日も毎週金曜の瀬戸でのお勤め後は、世間の慣しとは関係なく
制作に励んでおります。

そして記念すべき1周年に聴いていたのは、
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Eric Claptonの代名詞「Mr.Slowhand」と同タイトル「Slowhand」。
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by studio-muddy | 2010-04-30 23:47

より良い形と乳酸とT-Rex

安定しない天候から一転、今日は過ごしやすい良い天気。
このところ、この辺りの山も若葉青葉がモコモコとして生命力に溢れてきました。
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姫射干も咲き出して、
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そしてたぶん今シーズン最後の椿。
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さて、新年度に入ってからというもの何かと身の周りが騒がしく、なかなか落ち着いて
制作もままなりませんが、そんな中、このところはロクロで大もの制作中です。
特に今は大皿、大鉢週間です。
そして最近気になっているのは、その「形」。

今までも気にしていなかった訳ではありませんが、この春、いろいろ思い知らされる
機会がありまして、今回今までの概念、考えを改めて「より良い形」を模索中です。

頭の中や、紙の上で考えてからロクロに向かう訳ですが、これが立体になってみると
思い描いていた感じとちょっと違う・・・。
これまではこれでよかったのですが、今はいろいろ気になってきました。
ほんのちょっとしたこと。底の広さ、腰の角度、胴の張り、口の角度と断面の形。
そして何より伸びやかであること。

とはいえ、55cm級の大皿・大鉢を1つ取るために、3〜5回ダメだしを出すというのも
なかなか体力的に辛いものがありまして、練って、ひいて、眺めて、潰して、練って、
ひいて、眺めて、潰して、練って・・・。
肩から腕にかけて乳酸が溜まる訳です。

そしてなんとか4枚取ることができました。
しかしこれらも良いのかどうなのか??
う〜ん、やっているうちになんだかだんだんわからなくなってきました。
いったい良い形ってどんなんだ??

そんな模索と肉体労働の中で聴いていたのは、
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T-Rex「TANX」。
ご存知グラムロックの帝王。
ノリとグルーブで乗り越えます。
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by studio-muddy | 2010-04-25 23:43 | 制 作

うれしい申し出。

今日のうれしい出来事をお話する前にちょっと今までの経緯をお話しなければ
なりません。

今年3月、一通の手紙をいただきました。
送り主は、かつて大学時代とてもお世話になり、影響を与えてくださった恩師の奥様。

その恩師とは、将来を嘱望されながら44歳という若さで逝去されてしまった
長池潤一先生。
昨年末でもう十七回忌になります。
いつの間にやら自分ももうすぐその年齢に追いついてしまいます。

その手紙の内容は、先生の作品を是非小生の手元に置いておいてほしい。
きっと何かの役にたつからということ。
そして、今がそのタイミングだから、というもの。

タイミング・・・。何をもってそう言われたのか、真意のほどはわかりませんが、
確かにこれが少し前、例えば2・3年前のことなら、このうれしい申し出に
自分の不甲斐なさを思い、躊躇してしまっていたのかも知れません。
未だにその資格が備わったとは思いませんが、今は素直によろこんで
先生の作品をお預かりする重責を受け止められます。

今、誰に一番会いたいかと問われれば、そのひとは、間違い無く長池先生。
長池先生は、陶磁科第1期生の小生が、学部に在学中に最も関わりを持ち、
また陶磁科創設以来、まだ何も知らない我々に、微に入り細に入り、
陶芸家になる足掛かりを築いていただいた恩師です。
平成5年12月、まだまだこれからというときに、急逝されてしまいまいた。

その年の9月、小生が交通事故で入院した際は、そんな素振りも無く
お元気そうだった先生は、見舞いに常識では考えられない鉢植えを、
4つとスケッチブックを持ってきて下さいました。

最初は、ちょっと戸惑いましたが、入院して動けないときだからこそスケッチを
という、そしてスケッチするなら長持ちする鉢植えをという先生ならではのお気遣いで、
今となってはとても良い想い出です。
忘れもしない胡蝶蘭・杜鵑・蟹サボテンそれに菊。どれも難しく未だにものに
出来ていませんが、必ずそのうち作品にできればと思っています。
その中で、杜鵑と菊は今でも実家で毎年花を咲かせくれています。

先生の作品。暖かでおおらか、ふくよかなロクロ引きの形。
柔らかく伸びやかな描線、その絵付けは、省略されていますが、稚拙にはならず、
本物よりそれらしく、スマートに大人っぽく、出しゃ張らず、引っ込みすぎず、
絶妙なバランス感覚です。まさに先生のお人柄そのもの。

学生の頃は、「うまいなぁ。」ということぐらいしかわかりませんでしたが、
自分がどんどん「やきもの」に対する意識や感覚や知識が高まるにつれ、
より先生の作品の良さ、すごさが分かってきたような気がします。

今だからこそ、聞きたいこと、話したいことがたくさんある。
やはり今、一番会いたい人なのです。

そして今日、そのうれしい申し出をお受けしに行ってまいりました。
最初は、兵庫からこちらまで来て下さるつもりでいらっしゃったらしいのですが、
そんなただでさえありがたい申し出の上、そんなご足労をお掛けしたのでは
申し訳ないと思い、こちらからお伺いしたいと申し上げたのですが、
それなら中間の京都で待ち合わせしましょうとご提案いただきました。

15時に待ち合わせ。遠い道のりで何があるかわからないので
30分前には到着しようと出掛けましたが、思いも寄らず順調なドライブ。
そして今日は良い天気にも恵まれ、美しい車窓の景色。
花こそ終わっていましたが、山桜の紅葉した葉と萌葱色の若葉がモコモコと
山並みに彩りを添えていました。

そして結局、順調すぎて1時間も早く到着してしまうことに。
それなら久しぶりの京都をしばし散策でもしようと思っていると、もう既に
待ち合わせ場所に奥様の姿が。
聞けばあちらも順調な道のりで、少し前に到着したということ。
そんな偶然に何やら先生の計らいを感じるのでした。

約15年ぶりの再会でしたが、奥様は全然変わられないご様子で
相変わらず凛としてお元気そうで何よりでした。
そしてお嬢さんがご一緒にいらっしゃっていましたが、こちらはさすがに最後に
お会いしたのはかわいらしい小学生のころ。
今ではすっかり大人のかっこいい女性に成長されてました。

しばし、思い出話や近況、これからのことなどをお茶を囲みながら談笑。
何かそのお二人のご様子に、神がかった言い方をすれば先生に守られているような、
きっと事実、先生の思想、生き方はご家族によって継続されているように思いました。

そして、いよいよ作品をお預かりしてきました。

なんともうれしく、ありがたい今日の出来事。
手元に預からせていただいて、おおいに先生と対話し勉強させていただきたいと思います。

そしてまた折に触れて今日お預かりしてきた作品について
触れていきたいと思います。
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by studio-muddy | 2010-04-19 23:26

展覧会のお知らせ。

今日から、瀬戸市美術館で
せとものフェスタ2010 
愛知トリエンナーレ2010パートナーシップ事業 瀬戸市美術館特別展
『陶芸&陶磁器デザインー愛知県立芸術大学陶磁専攻の20年ー』
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という展覧会が始まりました。
我母校であります愛知県立芸術大学の陶磁専攻が平成元年創設以来の
国内外で制作活動を続けている60名の卒業生の作品を展示しています。
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特別出品として、この20年でご教示いただきに、退官された先生方の作品も
展示されています。
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我々、初期の卒業生には、懐かしい先生の作品も・・・。
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お近くにお寄りの際は、ご高覧いただければ幸いに存じます。
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by studio-muddy | 2010-04-17 23:58 | 展覧会

季節の移り変わりと贈り物とSecret Garden

今日は、風が強い。
この調子では、桜もいよいよ終わりだなぁ、なんて思いつつ工房の裏で・・・、
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新しい季節に巡るんだと実感しました。

今回の個展の初日の朝に会場にこんな贈り物が届きました。
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なんとも綺麗な春爛漫の京菓子。
ブログで知り合いになりましたyanagiさんが送ってくださいました。

本当は、お客さんのお茶請けにといただいたのですが、少しバタバタしていて
そういう雰囲気でもなかったので、そのまま帰って来てからゆっくりいただくことに
しました。
それにしても食べてしまうのが勿体ないぐらいきれいなお菓子。
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なんともうれしい心遣いに感謝しつつ、さっそく新作のお茶碗に点てたお茶と共に
いただきました。ありがとうございました。

さて、いつもなら展覧会後はたいてい燃え尽き症候群となって抜け殻になって
しまうのですが、今回は一味違います。
来るべき秋に向けてさっそく始動です。
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そんな疾走しそうな昂揚した気持ちを抑えるべく聴いていたのは、
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Secret Garden「Songs From A Secret Garden」。
アイルランド(だと思う。)出身の2人組のクラッシックユニット。
雄大な森の中にいるような気分にさせてくれる楽曲は気分を落ち着かせてくれます。
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by studio-muddy | 2010-04-14 23:39

無事、会期終了しました。

桜の見頃とともに、本日無事個展の会期の終了を迎えました。
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ご高覧いただきました多くの皆様ありがとうございました。

会期中は、昨日のドシャ降り以外は天候にも恵まれ、気持ちの良い気候の中、
会場に通うことができました。

三月中頃から咲き出した桜に、会期中は葉桜になっていやしないかと
気を揉みましたが、花冷えが続いてくれたお陰で、
随分持ちこたえてくれたことにも感謝です。

昨年から当ブログを始めまして、今回の展覧会は、そこで知り合いになった
方々にもご来場いただき、楽しいお話をさせていただけた機会も、
初めての経験で新鮮なよろこびでした。

また、この展覧会のことを記事にしていただきました。
これまた初めての経験。ブログをはじめてよかったと心からうれしく思っております。

halko_sさん
doroncoasobi884さん
kagamiruさん

ありがとうございました。
よろしければこちらもご高覧いただければ幸いに存じます。

今回の展覧会では、会場の立地条件もあって、来て下さる方々がお車で
ということもあって、珍しく定時に帰路についていまして、そのところが少しだけ
さみしい思いをしておりましたが、唯一1日だけ濃厚な夢のような宴の会があり、
この1日は、本当にいろんな意味でたのしい宴になりました。
(でも、そのほとんどの内容を覚えておりませんが・・・(笑)。)
そのときのお二方には感謝、感謝です!

また、高いモチベーションを保ちながら、次に向かえそうです。
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by studio-muddy | 2010-04-13 21:32 | 展覧会

好評開催中。

さて、ただいま絶賛開催中の個展もいよいよ折り返し地点。
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ホームページに今回の展覧会の作品の写真をアップしました。
http://www.ne.jp/asahi/studio/muddy/
よろしければそちらの方もご覧いただければ幸いに存じます。
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by studio-muddy | 2010-04-09 21:32 | 展覧会

さて、いよいよ・・・。

今日は、とても暖かな陽気。
本日、搬入・飾り付けも無事終わり、いよいよ明日から個展を開催させて
いただきます。
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会場は、ざっとこんな感じ。
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会場は、岐阜高島屋8階美術画廊。
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会期は4/7(水)〜/13(火)
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開場時間は、10時〜18時30分まで(最終日は、4時閉場)。
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会場には、終日在廊を予定しております。
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お時間がございましたら、是非ご高覧の上、ご高導たまわれれば幸いに存じます。
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by studio-muddy | 2010-04-06 22:22 | 展覧会

東京行脚

自分の個展の直前というのに、昨日は1日かけて見逃せない展覧会の
梯子をしに東京へ。
こちらを出るときは、雨模様をていしていましたが、
静岡を超えた辺りで雨もあがり、東京は晴れ。
気温も上がり、汗ばむような天気。

まず向かったのは、智美術館で開催中の「藤本能道-命の残照のなかで-」。
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今までも機会があれば何度も観たことのある作品群。
何度観ても作品から滲み出てくる凄みには圧倒されてしまう。

今までは、形であったり、絵付の技術などが気になったものですが、
今回は、感覚的に施された絵付けの背景が気になってしょうがなかった。
まるで「書」でも書くような筆さばきと空間を生み出す色彩の妙・・・。
改めてスゴイ。

次に向かったのは、現代陶芸 寛土里で開催している「鈴木徹展」。
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実は寛土里さんに行くのは、初めて。
恥ずかしながら、すごい勘違いをしていて・・・というのは、
寛土里さんの創業者と智美術館の理事長さんが同じ方で、また寛土里さんの場所が、
ホテルニューオータニのロビー。
そして智美術館のすぐ隣にホテルオークラ・・・。
ともに「オー」が付く、なかなか縁のない高級ホテル。そうなんです。
とんでもない勘違いをしていて、ホテルオークラのロビーに突入してしまいました。
しばしウロウロしていると案内係の方に声を掛けられ、
丁寧にホテルニューオータニまでの道順を教えていただきました(笑)。
・・・ハズカシ・・・。

さて、徹さんの展覧会、普段はあまり作られない食器を今回は多く出して
いらっしゃると聞き、興味津々。
組皿や向附け、どれもこんなもののせたらうまそうだと想像力を掻き立てられました。
そしてあまり拝見したことのない褐釉での作品が、緑釉の作品と相まって
新しい展開に心躍る展覧会でした。

次に向かったのは日本橋。
高島屋で開催している「渡辺国夫 陶芸展」
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彼とは同世代で友人。こちら愛知に彼がいた10年間にいっしょに展覧会なども
していた間柄。
相変わらずの研ぎすまされたフォルムに独自の上絵技法による紋様。
久しぶりの再会にしばし作陶論議に花を咲かせていると、
そこに見覚えのある人影が・・・。
先月の名古屋での展覧会を当ブログでご紹介した高橋誠先生がいらっしゃいました。
そこで小1時間ほど楽しく歓談。

そしてその後、誠先生と共に三越で開催している「望月集 作陶展」に。
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会場に着いたのは、18時過ぎ。
いつも何か新しい試みを高い完成度で見せて下さる望月さん。
新しい形、新しい色、新しいモチーフ、今回も楽しい会場になっていました。

そして合間を縫って、美術の担当の方に今秋に開催させていただく予定の
自分の個展の打ち合わせとご挨拶をさせていただき、その後大慌てで
もう一度、会場を拝見。もっとゆっくり拝見したかったぁ・・・。

その後、誠先生と望月さん、会場に居合わせた(狙って来ていた)先々週個展を
していたS枝君、その前の週グループ展をしていたT馬君、K子ちゃん、
そして望月さんの展覧会の担当のA井さんと一献。
毎度のことながら、たのしいながらも勉強になるひととき。
そして最終の新幹線で帰ったのでありました。
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by studio-muddy | 2010-04-02 22:57 | 展覧会


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