studio muddy blog 窯辺雑記



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作品達、海を渡る

とてもうれしいニュース。
この度、私の作品達が渡米することになりました。

なんでも日本陶芸作品コレクターの方のお眼鏡にかなったという一報。
今までも何度か作品は、お使い物や引き出物などで海を渡ったことはあったのですが、
今回のように海外の個人の方に気に入っていただけたのは、初めてのこと・・・。

その海を渡る作品達は、
『鉄絵掛分釉彩秋桜紋大皿』『鉄絵掛分釉彩葛紋花器』
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その方曰く、「琳波のようだ・・・。」・・・・えっ・・・・??

琳波のどの辺りを指されていらっしゃるかは定かではありませんが、
そのように評価いただけるのは幸福の極みです。
あの世界観に少しでも近づければ・・・と憧れてやまない光琳・乾山・・・。
恐れ多いのですが、なんともありがたいうれしいお言葉!

異国の方に日本の伝統工芸を通して理解していただけることは本当にうれしいことです。
日本には、美しい季節ごとの自然とともに発展してきた本当にすばらしい
文化が多くあり、そこから生まれてきた独自の工芸は世界中に
自慢出来ることだと思います。
・・・っと、そんなことを語りながら、自国の文化に対してきちんと胸を張れるように
もっともっと勉強しなければ、と背筋を正すのでありました・・・。


それにしても陶器を航空便で送るというのは、とても心配なこと・・・。
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せっかくのうれしい出来事に、あちらで梱包を解いたときに
万が一何かあっては洒落になりません。
あとは厳重の上に厳重に梱包をして無事に到着することをただ祈るばかりです。
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by studio-muddy | 2009-05-30 00:29

破壊?破滅?

このところ、なんだかやたら、身の回りのものが壊れていく・・・。

昨年末から年始の間に、テレビが続けて2台映らなくなり・・・。

(孤独なこの仕事には、休憩中かかせないものなので、気が病んでしまいそうになりました。
もうすぐアナログ放送も終わるし、いいタイミングなのかも・・・、でもあと2年ぐらいもってくれても・・・。)

また年末には、作品の備品を買いに市内の手芸屋さんへ車で出掛けたとき、運転席から死角になる
駐車場のコンクリート製の低い階段に車をぶつけ・・・。(これは自分のせい。)

そして3月にあった展覧会の1ヶ月まえのクソ忙しい(汚い表現スミマセン・・・。)ときに
立て続けに2回、洗浄中ただ水で流していただけなのにコンタクトレンズが割れ、
おまけにもともと眼鏡屋さんだった市内のコンタクトレンズ屋さんが不況の煽りを受けて
コンタクトレンズ業界から撤退してしまい、ものすごい遠くまでいかされたり・・・。

(レンズが保証期限内だったので、なんとしてもそのお店じゃないといけなかったのと、
眼鏡だと目が疲れてしまう・・・。)

先月は、ビデオまで壊れてしまい、リアルタイムにしか見たい番組がみれなくなり、
仕事のペースが狂わされてしまったり・・・。

そして今度は、カーナビが・・・。
仕事の都合上、出来る範囲の搬入・搬出は車を使うので、すっかりナビに慣れている小生は
今更地図片手にという不便にけっこう凹んでいます。

あっ、そういえばETCカードも2枚読み込んでくれなくなってる・・・。

けっこう物持ちが良く、大事に使ってきたのに、ことごとく壊れていく・・・、いったい何が起っているのか?
長い間使ってきたものばかりなので、寿命っちゃあ、寿命かもしれませんが、
それにしても、こう一斉では・・・。

次は、何がこわれるんだろう・・・??怖い、怖い。

あぁ、また出費がかさんでしまう・・・。
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by studio-muddy | 2009-05-28 00:26

日々感じること

雨さえ降らなければ、梅雨前のこの時期、外に出れば気持ちのよい季節。

百花繚乱。華奢な春先の花に替わり、工房付近も力強い初夏の花が咲き出しました。
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朴ノ花が、山の間から顔を覗かせ、この季節の芳香を漂わせ・・・、
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海芋(カラー)が、可憐に咲き・・・、
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そして十薬(ドクダミ)が群れをなして、一斉にかわいらしい花弁を開く・・・、
そして近づいてよ〜く見てみると・・・、
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こ〜んなところにも新しい生命が・・・。
そして・・・、
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花菖蒲が、光琳の屏風絵(・・・実際は燕子花・・・)を彷佛させる景色を演出している。
そして見上げれば・・・、
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燕が子育て真っ最中。
そして・・・、
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暖かい日差しで、茶トラの兄弟も仲良く昼寝。
池のほとりでは・・・、
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亀が、のんびり甲羅干し。
工房の裏では・・・、
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そろそろ水も心地好い涼感を誘い、少しひんやりとした空気と渓流の音、
コケの蒸した岩の湿った香りに、小鳥のさえずり・・・。
そんな季節ごとの無作為な美しい景色をつくりだしています。

そんな季節ごとの景色を見ていると
「なんて自然の造形物は美しいんだろう」とあらためて関心してしまうのです。

きっとそれは人間の遺伝子の奥の奥の方にある記憶。
素直に眺めてみればいつでも自然て誰にも平等にやさしく、うつくしい。

こんな自然からのお裾分けをなんとか少しでも制作に反映出来ればと
日々考えるのであります。

・・・おぉ、語ってしまった・・・。
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by studio-muddy | 2009-05-26 23:23

どうにも我慢できなくて。

 もう、どうにも我慢出来なくって・・・。

今日は工房に来てから、仕事の予定を順調にこなしていたものの、
どうにも気になって、気になってしょうがないことが・・・。

先日の望月さんの展覧会でいただいた作品をど〜しても使いたくなってしまって
一応一段落はしたものの、ど〜にも仕事が手に付かなくなってしまいました。

もうけっこういい時間になってしまっていたので、
仕込みのないものをと考え、地元の豆腐屋さんへ・・・。

この辺は、結構山深いので、1本道を間違えるととんでもないところに
行ってしまったりするのですが、ひさしぶりの道・・・、
案の定思いもよらぬ往復2時間に渡る大冒険に。

17時の閉店にギリギリ間に合い、品数少なくなった中から木綿豆腐と生湯葉を購入。
そして、地元の造り酒屋さんのなかなかの清酒を購入し・・・。

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奴の薬味は工房の裏の木ノ芽をみじん切りに。
鰹節をふって昨年とった山椒の実をつけた醤油をかけて。

生湯葉は、だしと割下を合わせたものをタレに木ノ芽を添えて・・・。

楓のぐい呑と奴を盛り付けた梅の四方皿が今回いただいた望月さんのうつわ。
お敷と塗り箸と箸置きは、同世代の漆芸家 鵜飼敏伸さんのもの。
生湯葉を盛り付けた烏豌豆の天目の四方鉢は小生のもの。

何一つとして今の季節のモチーフはないのですが、それぞれの季節に思いを馳せ、
愛でながらいただくのもいいものです。

一杯やりながら至福の時間。あぁ、いい買い物をしたと悦に入るのでありました。
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by studio-muddy | 2009-05-21 21:01 | うつわ

補色のお二人

昨日は、所用があり東京へ。
そこでちょうど開催中の諸先輩方の展覧会に立ち寄ってきました。

まずは、銀座黒田陶苑で開催中の美濃の陶芸家、鈴木徹さんの展覧会。
(H21/5/16(土)~21(木)まで)

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緑釉を中心に発表されている、日頃から工芸会の活動などでとてもお世話になっている大先輩です。
プライベートでもちょくちょく声を掛けていただき、いつも気さくにこちらに気を使わせることなく気にかけていただき、制作に遊びに大変心強い兄貴分なのです。








そしてもうひと方、板橋の瑞玉ギャラリーで開催中の伊豆の陶芸家、望月集さんの展覧会。
(H21/5/17(日)~23(土)まで)

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長石釉の器肌に鉄絵や赤絵などを施し、季節の草花などの絵付けをされている作家さんです。
母校である愛知芸大に講師にいらっしゃってたときからお世話になり、制作についてもおおいに影響を与えて下さる大先輩です。


我々から拝見すると、年齢も近く、面識もあり、お互いを認め合う大変よいご関係の憧れのお二方。
表現はまったく違うのですが、制作の面でもお話をうかがっていると陶芸・工芸に対する根元のお考えは、とても近いものを感じてしまいます。
大変個人的な見解ではありますが、緑と赤が印象的なお二方は補色の関係。またこのまったくカブッた会期にマーケットの中央で発表されているお二方にただならぬ縁を感じるのです。

なんだかそんなことを考えて作品を拝見していたら、そんなお二方をとても羨ましく思い、そして第三者にこんな風に想像させて楽しませてくださるお二方をやっぱり尊敬してしまうのです。
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by studio-muddy | 2009-05-20 22:58

新しい試み1

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写真で見てみるとどうということも無い普通の長皿・・・。今までも何度も造ってきた形です。

・・・っですが、今回のこの方法がうまくゆけば、型を使わず、歪みもほとんどなく、短時間でそうとう大きなサイズのものが造れそうな予感。

写真で見るとあまり大きく見えませんが、手前の2枚は50㎝くらい。3番目のものは、70㎝くらいあります。
今はまだ生の状態なので、あと1割ぐらいは縮みますが、とりあえずのところは上出来、上出来。
あとは素焼き、本焼きまで無事にいってくれるのを祈るばかりです。

どうかうまくいきますように・・・。
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by studio-muddy | 2009-05-16 15:35

買っちゃった!

b0176111_2231689.gif 買っちゃいましたよ!
この湯呑、前にこのブログで紹介しました若尾誠さんの湯呑なのです。実は先週の名古屋会場での東海伝統工芸展と同時開催で丸栄画廊で「日本工芸会正会員展」を開催していたのです(HPで紹介するのをすっかり忘れてました・・・。)。その搬入のときにすっかり惚れ込んで、この税金やらなんやらでお金のいる時期に思い切って買ってしまいました。それが搬出も無事終わりようやく手元にやってきました。
 大きさといい、持ち加減といい、見込みといい、流石流石。良い勉強になります。
 湯呑みというものは、普段なんとなく使っていますが、実に奥の深いものです。シンプルな形なだけにほんのちょっとしたことでその佇まい、使い心地は随分変わってしまいます。お茶の味まで変わってしまうように感じたりするので、実に不思議なものです。またこの縦長の「キッタチ」湯呑み(形の名称・・・方言かも・・・)の場合は、揃いものではなく個々のプライベートな器になるのでそれぞれの手の大きさもポイントになります。この湯呑み、女性や子供には少々大きいかもしれませんが、男性の手にはよく収まると思います。また繊細な釉薬の色調と大胆な指跡(釉掛けのときに付く)がなんとも男性的で素敵です。持った感触もやや下側に重心があり少し重めですが、またこれが心地好い。
 私の工房のあるこの辺りは、隠れたお茶どころなのでこの湯呑みでおいしくいただこうと思います。

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by studio-muddy | 2009-05-14 23:13

仕事中に欠かせないモノ

b0176111_22535738.gif 工房に来たら、まずこの音楽再生装置(ipod & ipod Hi-Fi)のスイッチを入れるところから始まります。毎日その日の自分のテンポ・気分に合わせて曲を選び、ほぼ1日中再生しています。制作に取り掛かり出すと、ほぼ1日誰とも話さないなんてことなどもしょっちゅうなので、これがないととてもやっていられません。

大体聴いているのは、ブルース・ロック・ジャズ・クラッシック・落語・etc・・・あんまりジャンルにこだわらず、何でも気に入ったものを手当リ次第入れてテーマごとに編集して保存しています。

色々聴いていて、ホーンセクションの入っているものや、ビッグバンド、オーケストラのような華やかなのもいいですが、なんだかんだ聴いていると、シンプルな編成で適当に音の空いた、フレーズやリフがグッとくるものをチョイスしています。
ブルースやロックなら3ピースバンド、ジャズならトリオ、クラッシックならソロ・・・。そして音などもあまりいじっているものより生楽器の音や、アンプを通すにしても間にエフェクター(音に変化をつける装置)などをあまり咬ませず直接繋いじゃっているような生々しい音で演奏しているものの方が、その呼吸まで聴こえてきそうでグイグイ引き込まれます。

そしてそうやって聴きながら仕事をしていると、音楽を陶芸に置き換えて考えてみたりします。
楽器は原料、テンポは形、リズムは釉薬、コードは色や質感、メロディーは装飾・・・。そんなこと考えながら、今作っている作品は、ちゃんと楽曲になっているだろうかなどと思いふけっています。
わかっていても自分の制作は、ついつい心配でいろいろやりすぎてしまう・・・。
もっと戒めてやんなくちゃ!!
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by studio-muddy | 2009-05-10 00:08

いよいよ昨日から・・・。

いよいよ昨日から第40回東海伝統工芸展が名古屋丸栄で始まりました。b0176111_2105882.gif





今回の出品作は、こんな感じ。(ホームページ上で大きな写真が見れます。)
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今までの作品を観ていただいていた方々には口を揃えて随分イメージが違うという感想をいただきました。良い意味にだとよいのですが・・・。

ところで、昨夜は授賞式と懇親会が。毎回このときにしかお会い出来ないような色んな部会の方々との立食パーティは、近況報告や情報交換や制作に関する興味深い話を聞ける大変良い機会です。
お酒も入りながら和気あいあいと楽しいひととき。特に今回最高賞を受賞された若尾誠さんのとても素直によろこびを表現せれている様子は、見ているこちらまでうれしくなってしまうほど気持ちの良いものでした。
この後2次会、3次会とそれぞれの会場へ。

さて、この東海伝統工芸展。名古屋・岐阜・三重・静岡の4会場を巡回します。
会期・会場は、
H21年5月7日(木)〜12日(火) 丸栄・スカイル8階催会場
     14日(木)〜19日(火) 岐阜高島屋10階催会場 
     22日(金)〜27日(水) 近鉄百貨店四日市店11階 近鉄アートホール
   6月5日(金)〜10日(水) 松坂屋静岡店北館5階 カトレアサロン

是非、ご高覧賜りますようお願いいたします。
若尾誠さん
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by studio-muddy | 2009-05-08 21:18

さよならロックの伝道師

今月2日忌野清志郎さんが、急逝されたそうです。
2日の深夜にネットのニュースで知ったのですが、なかなか受け入れられずにいました。
このところのテレビニュースで連日放送されるのを観ながらちゃんとうけいれなきゃなぁ。っと・・・。

10代の頃からそのメッセージに多くのことを考えさせられ、感化され、迷いの気持ちを助けてくれてきたロックの伝道師。
また目指す大人が1人逝かれてしまった。

これからもどんどんこういう思いが増えていくんだろうなぁ・・・。もうそういう年頃。
はやくそんな大人になんなきゃ。

ご冥福を心からお祈り申し上げます。
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by studio-muddy | 2009-05-05 21:16


陶芸の話、日々の出来事やその他モロモロ・・・
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