今日は、年に一度の我母校愛知県立芸術大学へロクロの講義と実演をしに
いってまいりました。
実演するのは、大皿、大鉢、丸壷。
ここ毎年伺うのですが、やはり使い慣れない土での後輩達を目の前にしての
デモンストレーションは、失敗して恥ずかしい思いもしたくないので
何度やっても緊張します。
ちょっとしたコツをなるべくわかりやすく理由をもとに教えたつもりですが、
どれほど伝えることができたのか・・・。
少しでも後輩達の役にたってくれるのを祈るばかりです。
さて、先日の話になりますが、所用を済ませて工房に行ってみると
なんだかいつもと景色が違う・・・。
ハタと気付くとそこにあったはずのモノが無い。
毎年春にきれいに見事に紅白の花を芳香とともに咲かせてくれていた
桃の木が切られていたのでした。
あまり八重の花は好きではありませんが、その見事な咲きっぷりに
毎年心和ませてもらっていました。
この場所に下水道を通す工事をするということで、数年前から決まっていたこと
なのですが、なんとか移植出来ないものかとこの木に愛着を持つ方々と相談しましたが、
それには大きくなりすぎてしまっていて無理ということでした。
もう決まっていたこととは言え、寂しく感じてしまいます。
でも、その切り株の脇を覗き見ると、
新しい芽が出ていました。
なんとか残せないものか思案中です。