なんだかんだと忙しく過ごしながら、名残夏のあの旅行から早1ケ月。
すっかり秋になり、記憶の薄れぬうちにと気ばかり焦りながらの
久しぶりの旅行記更新です・・・。
今回は少々長編になりそう・・・。
さて、8/29午後。
兄が良く接待に使うと言う間違いのないバイキングで昼食を済ませ、
いよいよ世界遺産アユタヤ遺跡公園へ。
この遺跡を作ったのは1351年 - 1767年に存在したアユタヤ王朝で、
現在のラオス、カンボジア、ミャンマーの一部を領有するほどの勢力を持っていた
とのこと。中心都市であるアユタヤは、流れの穏やかなチャオプラヤー川に位置し、
貿易に持ってこいの地形であったらしい。王は独占貿易で莫大な利益を収め、
莫大な利益を元に数々の寺院(ワット)を作り出した。
しかし、1767年にビルマ(ミャンマー)の攻撃を受けてアユタヤ王朝は消滅。
同時にアユタヤ市内の建造物や石像は徹底的に破壊され、ほとんどの寺院は廃寺
となり、王宮も台座を残すのみとなったという繁栄と悲しい歴史のある遺跡・・・。
このアユタヤ遺跡公園、ガイドブックなどで象に乗って遺跡を巡られるというのは
知っていましたが、なんとなく照れくさく、なるべくならさけて通りたかったのですが、
兄家族にせっかくだからと説得され、兄夫婦に託されて、ちょっと面倒臭そうに
甥っ子姪っ子もいっしょに乗ってくれるというので、姪っ子と母、甥っ子と小生に別れ、
恥ずかしながら乗ってみることにしました。
象の背中の高さに登ってみると、これがなかなか想像以上の高さ。
無愛想な象使いに操られていよいよ出発。
これもまた想像以上に揺れる揺れる。
遠景からのワット・プラ・ラムの写真を撮ろうにもぶれるぶれる。
ワット・プラ・ラムはアユタヤ初代王の菩提寺。
・・・っでもって、象使いがこちらになのか象になのか、怒鳴りちらしながら象を
蹴ったりしてたんで甥っ子といっしょに必要以上に緊張しての象クルージングでした。
写真は、象から目線からみた母と姪っ子の乗る象。
その後、同じ象使いが我々が降りたあと乗った、露出度の高いうる若き日本人
女性観光客への満天のサービスぶりを横目に憤りを感じながらつぎへ・・・。
約15分ほどの象クルージング後、次に訪れたのは、『ウィハーン・プラ・モンコン・ボビット』。
黄金に輝くタイ最大の仏像が奉られています。
この仏像、発見されたときは、漆喰で全体を覆われていたらしい。
ビルマ侵攻のときに盗難を恐れてそうしたらしいです。
そしてその後は、広い遺跡公園を散策。
3つの仏塔が並んで残る、かつての王室用寺院『ワット・プラ・シー・サン・ペット』や
木の根元に眠る奇跡の仏頭『ワット・プラ・マハタート』、
そしてビルマ侵略により頭部を落とされた仏像、
廃墟と化したレンガ造りの遺跡を巡ります。
こんな巨大なレンガ造りの建造物は、地震のないタイならではです。
歩く道すがら、土産物屋さん街では、こんなかわいらしい胡弓引きの少女。
カメラを向けたら愛想良く目線をくれました。
・・・でも、生活のためとはいえ、綺麗な服を着せられて観光客集めのために
大人にやらされてんだと思うとちょっと複雑です。
籠に少しのお金を入れてその場を後にします・・・。
そして首の無い仏像の廻りには、雀が・・・。
日本の雀よりスマートでなんとなく模様も違って見えます。
地面には、当たり前のようにこんなトカゲが這っていて驚かされたり・・・、
木の上にはリスが住み着いていてお土産屋さんがココナッツで餌付けをしてます。
最後に巨大な漆喰の寝釈迦仏『ワット・ロカヤ・スター』を見てアユタヤ遺跡公園を
後にしました。(あれっ?写真がない・・・。)
その後、夕食までまだ時間があるとのことで義姉にお土産にとすすめられ、
タイの陶器『セラドン焼き』の直営店ちょっと立ち寄りました。
美しい灰立てのグリーンの釉薬で、タイの気候で使うには涼しげで良さそうです。
そして夕食。
この日の夕食はタイ舞踊を鑑賞しながらのコース料理です。
綺麗な衣装となんとも美しい指の動き・・・、
日本人観光客が多いらしく日本語で解説があったのですが、料理と美しい踊りに
翻弄されあんまり覚えてない・・・。
とりあえずは満喫です。
この日の締めくくりは、立派なデパートでお買い物。
なんとも大きなデパートで、日本でもおなじみの最先端のものもたくさん
見かけましたが、最上階には、タイの特産品なども置いてあり、なんでもそこいらの
土産屋さんよりもこういうデパートの方が、品が良く、安く、それになにしろ信用できる
のでお土産を買うには良いらしい。
そしてなんとも有意義で充実した1日は更けて行くのでした・・・。
そして次回に続きます・・・。